高岡の金屋町で銀色に輝く錫のぐい呑み作り体験。その日に持ち帰って富山の地酒を堪能できます。

明治から続く工房「利三郎」で錫のぐい呑み作り体験

高岡は400年の歴史を誇る鋳物の町。全国の鋳物の90%のシェアを占めています。前田利長公が開町のときに呼び寄せた7人の鋳物師が開いた金屋町にある工房「利三郎」では、職人の技がつまった鋳物の制作体験ができます。明治の初めから続く工房には体験用のスペースも準備されています。

鋳物体験用のスペース。昔使っていた炉はそのまま残されています。
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自分だけのデザインが作れて、その日に持って帰れる!

錫の特徴は融点(金属が溶ける温度)がとても低いこと。230度で溶ける分、冷えて固まるのも銅や鉄よりずっと速いので、その日のうちに持って帰ることができます。仕上げは職人がやってくれて、キレイにしてくれます。自分だけのデザインのぐい呑みでお酒が飲めるのは何となく嬉しい気分になります。

完成品はこんな感じ。高台も付いてて本格的です。
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それでは、ぐい呑みの作り方について紹介していきます。所要時間は2時間ほどです。

砂型に鉛筆で模様を下書きし、釘で削っていきます。削った部分が完成時に浮き彫りになって表れます。
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模様は仕上がると左右が逆になるので、透明な紙にマジックで描いて裏返したのを参考にしながら下書きをすすめます。
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下書きが終わったら、釘で地道に削っていきます。深く削るほど仕上がったときにより立体的になります。彫ったときに出た粉は目に入ると痛いので、粉を取り除くときは、ひっくり返して落とすようにしましょう。
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削り終わったら、その先は職人さんの出番。まず砂型の表面に薬品を塗って火で焼き固めます。
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次に錫のインゴットをバーナーで溶かします。錫はすぐに溶けてドロドロの液体になります。
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中子を被せて湯道を作った型に錫を流します。ここは自分でできます。勢いよく流しきるのがポイント。
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錫が固まったら、型を割って、ぐい呑みの形になった錫を取り出します。
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錫を送るための湯道の部分は邪魔なので、電動ノコギリで切ってもらいます。
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表面をキレイに仕上げるため、グラインダーやヤスリで磨きます。
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磨くところまで終われば、そのまま持って帰ることができます。実際に口をつける部分もツルツルに磨いてもらえるので安心して使うことができます。

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手軽に鋳物の技を体験できること、その日にすぐ持って帰って使えるのが魅力的。自分の作った杯で高岡の地酒を味わえば高岡の良い思い出になりそうです。乾杯!

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