銀杏の香りがとっても上品。氷見の老舗おがやの「ぎんなん餅」は地域の歴史と共にある銘菓

銀杏の実を使った珍しいお餅「ぎんなん餅」

銀杏を使ったお菓子って、みなさん食べたことはあるでしょうか?
お茶会で出されるような練切や生菓子で銀杏の形をしたお菓子などは見かけることはありますよね。しかし、銀杏そのものを使った和菓子というと、かなり珍しいのではないでしょうか?

銀杏をあしらったデザインの暖簾や家紋がお洒落な店構え。
P_20160721_145500

氷見の商店街にある和菓子の老舗、おがやは明治5年から続く「ぎんなん餅」が名物のお店です。このぎんなん餅はなんと銀杏の実から取った絞り汁を求肥に練りこんであるお菓子です。銀杏というと、どうしてもあの生臭い匂いのことが思い浮かんでしまいますよね。

え、銀杏なんか使っちゃって大丈夫?臭くないの??そう思ってしまう人もいるかもしれません。しかし、おがやの「ぎんなん餅」は銀杏特有の臭みは無く、とてもさわやか。小ぶりな翡翠色の見た目も上品です。だから銀杏の苦手な方でもおいしく食べることができます。

爽やかな香りと上品な翡翠色の「ぎんなん餅」
DSC_4772

明治の職人がアイディアが生んだ、かつてない銘菓

実はこのぎんなん餅。氷見の町の歴史とも関わりが深い食べ物です。明治の初め頃、お店を開いた初代の方が上日寺というお寺にある銀杏の木になる銀杏を使おうと思いたち生み出されたのが今のぎんなん餅です。氷見の朝日山ふもとにある上日寺は奈良時代から続くお寺で、その境内にある銀杏の木は高さ23メートル、樹齢1000年にもなる巨木でまさに氷見の歴史を見守ってきた木です。
そして、銀杏の実を潰して絞り汁を取るという斬新なアイディアが舞い降りたおかげで、かつてない銘品として多くの人に愛されてきました。これほどまでに銀杏の可能性を引き出したお菓子は全国的にも珍しいでしょう。

氷見の古刹「上日寺」を見守る銀杏の巨木
DSCF0466

この銀杏の木がなければ、初代の職人さんもインスピレーションが得られなかったかもしれません。お店の方も、「ぎんなん餅は先代から受け継いできた宝で、誇らしく思っている」と語っておられました。上日寺の銀杏の木と、地元の職人さんによる画期的なアイディアによって生まれ、代々受け継がれてきたぎんなん餅はまさに氷見の歴史の一部です。
1つからバラ売りがOKなのも良いところですね。富山へ旅行に来た時はぜひ1つ買ってみてはどうでしょう?
氷見の本店のほか富山駅、高岡駅、ひみ番屋街でも購入できます。

Share on Facebook4Share on Google+0Tweet about this on TwitterShare on LinkedIn0Pin on Pinterest0